フリーランスこそ対策が必要!美容師と年金

年金って月々結構かかりますよね。

将来、年金はもらえないと聞くけど払うべきでしょうか?

本記事では、こんな疑問にお答えします。

本記事の内容

☑︎ 年金とは? 
☑︎ 美容師の年金の現状 
☑︎ 年金を増やす方法 
☑︎ 節税との関係 
☑︎ イデコ の申込情報

本記事の信頼性

☑︎しるこ

☑︎4歳男子のママ

☑︎元 経理担当

☑︎元 訪問理美容業界で営業

美容室で社会保険に入れてもらえない中で、経理担当していたしるこが
年金が必要な理由と、年金を増やす方法を説明します。

美容師こそ年金に加入するべき

お金

あなたは年金を払っていますか?

「将来年金はもらえないから、払わなくていい」という風潮もありますがそれは嘘!年金を払っておかないと、大変なことになります!

年金とは?

年金の仕組み
年金の種類

日本の年金制度は、20歳から60歳まで全員が加入する制度です。若い人が支払った年金を、65歳以上の年金受給者が受け取る仕組みになっています。

※受給年齢は、基本的に65歳以上ですが繰上げ・繰下げも可能。

年金には、加入が強制的な公的年金と、自分で加入するか選べる私的年金があります。

年金の種類
  • 公的年金 = 強制加入(国民年金や厚生年金)」
  • 私的年金 = 加入は自由

さらに公的年金は、働き方によって加入する年金の種類が異なります。

自営業など会社に雇用されてないフリーランスの美容師は「国民年金」だけ。サロンで働く美容師は「国民年金+厚生年金」の2つに加入します。

年金は掛けた分だけ、将来貰える金額が増える制度なので、サロンで働く(雇用されている)美容師の方が年金はたくさん貰えるということになります。

公的年金の種類
  • 国民年金 = 全員強制加入
  • 厚生年金 = 会社に雇用されている人だけ加入

ところが、美容室できちんと厚生年金加入しているところは少ないですよね…

理由は厚生年金は「従業員が5名以上の場合は加入が必要」とされているからです。

逆に言うと、従業員4名以下の場合は加入しなくていいと認められているんです。

美容室は個人経営が多い業界のため、例え雇用されていたとしても厚生年金に加入しておらず、フリーランスと変わらず「国民年金のみ加入」している場合が多いのが現状です。

年金を払わない美容師はリスクが高い

リスク

年金を払わないと、当然将来受け取れる年金額は増えません。

マスコミの「年金はもらえない」という情報を鵜呑みにして、年金の制度をよく理解しないまま、年金の支払いをやめてしまえば、老後の生活が成り立たない可能性が高くなります。

後回しにしがちな国民年金

サラリーマンのように厚生年金に加入している場合は、年金は給料から天引きされます。

会社が代わりに支払いしてくれるので、給料が口座に振り込まれた時には年金も支払い済みという訳です。これなら、支払い漏れはありません。

逆に国民年金のみ加入している場合は、自分で支払いしなくてはならいので、他の支払いを優先するなどという理由から年金を払ってない人も多いです。

フリーランス美容師

ハサミ代もあるし、セミナーも行かなきゃいけないし、年金なんて払ってられない

私の周りには、「年金払ってなくて」「健康保険も滞納している」という人が何人もいました。

特に若い美容師さん(アシスタント)は、給料自体も少ないので年金を払ったら生活できない、なんていう人も多いと思います。

でも、本当にそれで大丈夫なのでしょうか?

フリーランス美容師が国民年金を払わないとどうなる?

国民年金を払わないと、将来年金を受け取ることはできません。

しかも将来年金をもらうためには、60歳までに最低10年間加入する必要がありますので、55歳をすぎてやっぱり不安だから入っておこうかな…なんて思っても、もう手遅れなんて可能性もあります。

(遡って支払う制度もあることはありますが、加入期間を満たせなければ意味がありません)

では国民年金をきちんと払っていた場合はどうなるでしょう?

現状では、20歳から60歳から一度ももれなく支払い続けた場合、65歳以降であれば年間で780,100円が受け取れます。月額だと65,000円の計算です。

フリーランス美容師

え…ちゃんと払ってても65,000円しか貰えないの?払ってない期間がある私は、もっと少ないってこと…⁉︎
そういうことになるね…年金の他にも、別に貯蓄しておく必要があるよね

しるこ

20歳から60歳まで、一度も未納せず払ってきた人ですら月65,000円しか貰えない…ちょっとショックな数字ですよね。

これは国民年金のみの数字なので、厚生年金に加入していればもっと多い額を貰えます。ただ、やはり「国民年金だけ」加入しているフリーランスの美容師さんは、今一度将来の計画を考え直した方が良さそうです。

国民年金
  • 月額16,410円(2020年3月現在)
  • 最低10年間の加入期間がないと、受給できない
  • 加入した期間により、将来受給できる金額が違う
  • 一度も未納がなく、40年間払った場合の受給金額は780,100円(年間)
  • 受給する年齢によって金額が違う

まだ先のことですが、老後の生活を想像してみましょう。

持ち家か賃貸かによっても違いますが、月65,000以下で生活できますか?

住宅費がかからないとしても、食費、光熱費、医療費等を65,000円で賄うのは、かなり厳しいですよね。

不足分を補うために現役で仕事を続けたとしても、何歳まで続けられるでしょうか。体を酷使する美容師・理容師で、70歳、80歳まで現役でいられるのは、ごく一部の人だけだと思います。

ちなみに老後資金として2000万円の貯蓄必要だと言われていますが、それは厚生年金を受け取れるサラリーマンの話です。フリーランスや、サロンに勤めていても厚生年金をかけてもらってない理美容師は、2000万円以上の貯蓄をしておく必要があると考えられるのです。

厚生年金の恩恵を受けられない美容師、理容師ほど老後資金はきちんと準備が必要です。国民年金は絶対加入すべきですし、国民年金以外でも貯蓄などの準備が必要です。

美容師が加入できる「私的年金」

私的年金

フリーランスの美容師が老後のためにとる対策は、国民年金を支払い、積み立てることです。

その上で、不足分を補うために私的年金に加入しましょう。

個人事業主の場合の私的年金として、以下の4つが利用できます。

  1. 国民年金基金
  2. 付加年金
  3. 小規模企業共済(積立による退職金制度)
  4. 個人型確定拠出年金

国民年基金

国民年金基金
画像元:国民年金基金

国民年金基金は、国民年金基金連合会という公的な法人が運営しています。

国民年金基金の特徴は、以下の通りです。

国民年基金の特徴
  • 確定給付(加入時に将来の年金額が決まる)
  • 掛け金は自分で自由に決められる
  • 掛け金は変えられる(増口・減口)
  • 掛け金の上限は、iDecoと合わせて68,000円まで
  • 予定利率は5年ごとに見直される(現在は1.5%)
  • 年金受給まで引き出せない
  • 全額控除できるので節税になる
  • 運用に関する専門知識は不要
  • 国民年金基金は、利率が固定されていますのでいくらの掛け金で、将来どのくらいの年金が貰えるかはっきりしています

    また、掛け金を増やす・減らすこともできますので、収入状況により調整することが可能です。

    ただ、設立された当初は5.5%といった高い利率の時期もありましたが、今は1.5%(2020年3月)程度となっています。

    このような影響もあり、加入者数は減少傾向にあります。

    国民年金基金HP

    付加年金

    付加年金は、日本年金機構が運営しています。

    すでに加入している国民年金の保険料にプラス400円を払うことで、受給時の年金額を増やすことができる制度です。

    付加年金の特徴
  • 掛け金400円
  • 加入期間×200円を毎年上乗せでもらえる
  • 所得から全額控除
  • iDecoと併用可能
  • 国民年基金と併用は不可
  • 400円払って、200円しかもらえない?損では?と思うかもしれませんが、

    上乗せでもらえるのは「毎年」になるので、2年間で元が取れる計算になります。

    【2年間付加年金を掛けた場合】
    
    《掛け金》
     400円 × 24ヶ月 = 96,000 (納付月数24ヶ月)
    
    《受給額》
     200円 × 24ヶ月(納付月数) = 48,000 
     ▶︎「毎年」の年金額に上乗せされるので、2年貰えば元が取れる

    付加年金は、掛け金額が少ないので取り入れやすい方法です。最低限やっておきたい対策ですね。

    ただし、国民年金基金と併用はできないので注意しましょう。

    参考:日本年金機構HP

    小規模企業共済

    小規模企業共済
    画像元:小規模企業共済HP

    小規模共済は、独立行政法人 中小企業基盤整備機構が運営しています。

    フリーランスの場合、

    • 廃業した際に退職金として受け取る
    • 年金として受け取る

    のいずれかを選ぶことができます。

    小規模企業共済の特徴
  • 掛金は、月1,000円〜7万円(500円単位で設定可)
  • 老齢給付(年金)または 退職金として一括給付かを選べる
  • 掛け金の範囲(7割程度)で貸与が受けれる(低金利 年1.5%)
  • 予定利回りは1%程度
  • 全額所得より控除されるので節税になる
  • 受け取れるのは廃業時=退職金扱いのため、65歳を待たなくても受け取ることができます。

    また、貸与を受けることができるので、事業資金が必要な時に使うことができます。

    国民年金基金、付加年金より自由度が高いのが特徴です。

    参考:小規模企業共済HP

    iDeCo(イデコ )

    イデコ
    画像元:iDeco公式サイトより

    iDeCo(イデコ) は、「個人型」の確定拠出年金です。

    一番の特徴は、掛け金を自分で投資・運用する点です。

    運用と聞くと、専門知識がないのでわからない…と尻込んでしまいそうですが、本屋で専門書を購入したり、今ではyoutubeなどでも解説動画がたくさんありますので、少し勉強さえすればできます。

    iDeCoの特徴
  • 掛け金を自分で運用しながら積み立てる
  • 加入条件は20歳以上60歳未満で国民年金を納付していること
  • 国民年金の全額免除、半額免除などを受けていないこと
  • 掛け金は、5,000円〜1,000円単位で決めれる
  • フリーランスの限度額は月68,000円(年81.6万円)
  • 国民年金基金と併用可。ただし、上限は合計で月68,000円(年81.6万円まで)
  • 付加年金と併用可。ただし、上限は月額67,000円(年80.4万円まで)
  • 全額所得税から控除されるので、節税になる
  • 運用利益も非課税となる
  • 老齢給付(年金)または 退職金として一括給付かを選べる
  • 受取時も控除ができるので節税になる
  • 手数料が発生する
  • イデコは、投資信託や国債に投資することなので当然リスクもありますが、利回りを見ると他の私的年金より多くなる傾向です。

    商品によってはリスクが少ないものや、受け取る金額が保障されているものもありますので、積極的に増やしたいのか、またはリスクを減らしつつ着実に増やしたいのかなど、自分の希望にあった商品を選んで運用することもできます。

    イデコのメリットは、自分で運用結果をこまめに確認できることだと思います。

    私は楽天証券でiDeCoを運用していますが、毎月1回以上は運用状況をネットで確認しています。

    自分で決めた運用方法でどれだけ利益が出ているかをすぐ確認ができるので、将来のために年金をきちんと貯めている実感が湧き、老後の不安も解消されるのでお勧めです。

    イデコのメリット
    • 運用益に税金がかからないので、他の年金より増えやすい大きい
    • 掛け金が所得から控除されるので節税になる
    • リスクの低い商品や、金額が保障されている商品もある

    参考:iDeco公式サイト

    美容師こそ将来のために対策しよう!

    美容師 笑顔

    今は情報がものをいう時代ですが、これはお金に関しても同じです。

    知らない、分からない、難しいと敬遠しているうちに、知っている人たちはきちんと対策して老後に備えています。

    掛け金を払えないと言いながら、飲み会に参加してませんか?

    その飲み会の仲間は、将来年金が足りなかった時、代わりに生活を養ってくれますか?

    本を読む時間がないと言いながら、SNSを何時間もやっていませんか?

    実は、飲み会の話も、SNSの話も全部私自身の話。過去には戻れないけれど、気づけば今から変われます。

    自分に言い訳しないで、一歩踏み出す勇気を持ってください。将来を変えるのは、他でもなくあなた自身です。

    今からでも遅くありません、将来のために年金対策を始めましょう!

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