訪問理美容の道具 ー基本のカット編ー

美容師

訪問理美容を始めようと思っているけど、どんな道具が必要?サロンとは違うよね?
そうだね!訪問理美容ならではの道具もあるので、順番で紹介していくよ

しるこ

こんにちは、訪問理美容を広く世の中に伝えたい! 元・訪問理美容営業担当のしるこです。

理美容師ではありませんが、訪問理美容の仕事を得るために施設や病院への営業から、アシスタントとしての付き添いなど訪問理美容部門の管理者として数年働いてきました。

今日はこれから訪問理美容を始める方へ、そして「他の人は何を使って施術しているの?」と、このブログを覗いてくれた現役訪問理美容師の方へ、私が訪問理美容時代に愛用していた『最も基本的なスタメン道具』について、お話したいと思います。

訪問理美容の道具については、カラー・パーマ編人と差をつける編もありますのでぜひこちらもチェックしてみてください。

この記事でわかること
  • 訪問理美容のカットに必要な道具
  • なぜその道具が必要なのか
  • 訪問理美容の道具の活用方法

普段サロンで使うもので代用できるんじゃない?と思ったあなた。

答えはNO!

専用の道具を用意することで、スピード、仕上がり、施術しやすさ、そしてお客様の満足度が変わるんです!

本気で訪問カットで成功したいなら、道具選びも重要。サロンでカットしていた時の概念を一度捨てて、まずは読んでみてください。

訪問美理容の道具は念入りに準備しよう

カット道具

訪問理美容でトラブル無く、お客様の施術を終わらせるためには「準備」が絶対大事です。

だってサロンの外=アウェーで施術するんですよ?もし忘れ物をしたら・・・

お客さんを置いたまま取りに戻る?時間をずらしてもらう?

どちらにしても、お客様の印象は悪いものになるはず。最悪、次回の注文は貰えないかもしれません。

リピート注文してもうらためにも、ベストを尽くすために「準備」はとっても大切なのです!

訪問理美容のカット道具

バリカン

皆さんが普段使っているものに、専用道具をプラスして使いましょう。

介護用に販売されているものもは、やはり使いやすさなどメリットがあります。

カットに使う道具
  • クロス(車椅子用)
  • ネックシャッター
  • バリカン、ミニクリッパー(充電式)
  • ハサミ、ダッカール、コーム
  • ブラシ各種
  • タオル
  • スプレイヤー
  • ドライヤー
  • ミラー
  • 延長コード
  • セット剤(ワックス ・スプレー)

訪問理美容のカット道具 車椅子用クロス

クロスは車椅子用のものが望ましいです。理由は、サイズが大きく覆える範囲が広いからです。

椅子に座る施術はもちろん、車椅子、ベッドカットも「車椅子用のクロス」は活躍しますので、訪問理美容をする場合は必ず1枚は用意しましょう。

訪問理美容の鉄則として、お客様の衣類、車椅子、靴、スリッパに毛をつけたまま完了させない必要があります。

高齢者や障害がある方は、ご自分で体についた毛を払うことが大変だったり、視力の低下等で気がづかない場合があるからです。

刈り毛をつけたまま移動すると、部屋中もしくは施設のあちらこちらに毛をばらまくことになるので、お客様も施設の担当者も、衣類、車椅子などに毛が付くことを非常に嫌がります。

また、ついた毛を都度掃除するのも手間です。一人当たりのカット時間が限られるような現場では、クロス選びが仕事のスピードを左右する重要なアイテムになります。

お客様の満足度が上げ、次回も利用してもらえるように「カットした毛」が着かない工夫からしっかり行いましょう。

また、座った状態でカットできる方は、散髪ケープを使うのも手です。ケープが毛をキャッチしてくれるので、下に落ちる毛の量自体を減らすことができ、靴や車椅子などを汚すことを防ぐことができますよ。

100均でも子供用として売ってますので(ちょっと貧弱な作りですが)まずはそれを試してみてもいいでしょう。

訪問理美容のカット道具 ネックシャッター

襟元に髪の毛が入らないよう『ネックシャッター』を用意しましょう。クロスと同じように、ネックシャッターがあるのと無いのとでは、仕事の完成度・スピードが違ってきます。

カット後の毛の処理を早く終わらせるために、襟に毛を極力入れないネックシャッターをぜひ活用してください。

障害者施設等であれば、よだれなどで都度取り換える必要が出てきます。複数枚あると便利です。

訪問理美容のカット道具 クリッパーとミニクリッパー

訪問カットに欠かせない道具の一つに、クリッパーとミニクリッパー(バリカン)があります。

訪問カットでは、体調・体力面を考慮して「短時間でカットする」というのも必要な要素です。

病院や特養などでは、ベッドカットも多いですよね。お客様の体勢を保ちつつ、後ろをカットするのは本当に大変。そんな時にクリッパーが役に立ちます。

一緒に働いていたスタッフは、ハサミの代わりにクリッパーを使えるところは使って、時間を短縮してました。(コームにバリカンを当ててカットする)

また訪問理美容では、男性も女性も、えりあしスッキリカットが求められる場合が多いです。衿足をすっきり見せるために、仕上げをミニクリッパーで行うと早くて綺麗に仕上がります。

私たちが使っていたのは、パナソニック。使い勝手もいいし、ハードに使ってもすぐには壊れない。

安いものもありますが充電が切れるのが早かったり、すぐダメになったりとパナソニックの使い勝手はかないませんでした。

訪問理美容のカット道具 ミラーと延長コード

施術場所は、ホール、洗面台、各部屋、リビングなどあらゆる場所が考えられます。

もちろんミラーも自分で用意する必要がありますし、電源だってどのくらい遠くのコンセントを使うことになるかわかりません。

また、ミラーは置き型の大きいものと背面確認用の2種類用意しましょう。

訪問理美容のカット道具 タオルは多めに

タオルは多めに持っていきましょう。

追加で人数が増えたり、急遽カラーをすることになったり、ヨダレを拭いたりなど、サロンより圧倒的に使う量が多いです。

またお部屋を借りる場合の養生にも使うなど、マルチに使えるのがタオル。

多く持っていれば役に立つことがあると思います。車に予備を置いておくだけでも安心ですよ。

訪問理美容の要 掃除道具

掃除道具

訪問理美容は「場所を借りて」施術します。借りた場所はきれいに掃除するのは、当たり前です。

そして『掃除の出来』こそが、リピート率を左右する重要なポイントです。

お客様(ご家族、施設担当者)は、掃除できてるかでリピートするか決めるんですよ!嘘のような本当の話です。

私は「来た時より、きれいにしてお返しする」がモットーでした。

掃除はカットと同じくらい真剣にやる必要があるので、掃除道具も大切です。安いもので済まそうとせず、使い勝手がいいものを見極めて用意しましょう。

訪問理美容の掃除道具
     
  • ブルーシート(養生用)
  • 掃除機
  • ホウキ・チリトリ
  • クイックルワイパー(フローリング用・ドライ+ウェット)
  • コロコロ
  • ガムテープ
  • ゴミ袋大(使用済クロスも入れちゃいます)

訪問理美容の掃除道具 ブルーシートで汚さない工夫をする

まずはブルーシートでしっかり養生しましょう。

ベッドや棚、テーブルなど、ドライヤーで毛が飛んでしまう可能性がある場合は可能な限り養生してからスタートした方が後々楽です。

養生にはブルーシートの他に、使い古しのクロス、タオルなどを使うこともできます。ゴミ入れ用に持参したポリ袋(大)を割いて使ったこともありました。

養生用のシートが足りない時は、あるものを工夫して使ってみてくださいね。

訪問理美容の掃除道具 コロコロ

コロコロは非常に便利です。訪問理美容では、これが無いと話にならないくらい重要!

床の掃除にはもちろん、お客様の肩や背中、衣類などについた毛を簡単に取り除くことができます。(ブラシよりコロコロの方が確実に取れる)

絨毯・ラグなどの場合は、『掃除機+仕上げにコロコロ』でかなり綺麗になりますよ。

またガムテープもあると良いです。コロコロが届かないような細かいところの毛を取り除くのに役立ちます。

訪問理美容の掃除道具 フローリング用ワイパー

フローリング用ワイパーも重宝します。施設や病院などは、圧倒的にフローリングの床が多いですよね。

また、ベッドカットなどは他の患者さんもいるので、掃除機をかけづらい場合も。そんな時は、ワイパーシートは大活躍です。

ちなみにワイパーはウェットタイプの方がより綺麗になります。

訪問理美容は事務用品も必要

事務用品

営業するためには、事務用品も必要です。

必要な事務用品
  • 領収書(事前に事業主の名前が書いておきましょう)
  • 筆記用具(フリクション不可)
  • 電卓
  • 印鑑
  • 収入印紙(200円分)
  • 名刺
  • チラシ
  • 名簿
  • 施術内容を控えるメモ
  • 時計(腕時計・置き時計)
  • 釣り銭

現金支払いなら領収書

領収書

個人、施設いずれに置いても領収書は必ずお渡ししましょう。双方の金銭授受の証拠となります。

また、額面が5万円以上になる場合は収入印紙の添付+割印が必要です。

施設や病院などで、全員分をまとめて支払いを希望される場合もありますので印紙と印鑑も常に携帯しましょう。

名刺とチラシ

チラシ

お客様への挨拶として名刺をお渡しすれば、次の予約に繋がる可能性もアップします。また施設長、関連施設の担当者と今後のおつきあいにつながる出会いがいつあるかわかりません。

今日はカットだけだから、と省いたりせず、いつも常に名刺とチラシは持ち歩くようにしましょう。

名刺やチラシの他に、注文用紙(FAX用)を持参してもいいと思います。

ちなみに私は、いつも車の中にチラシを入れてました。お客様より多めに欲しいと言われたり(紹介してあげるからという理由等)、通り道に介護施設を発見して寄ってみたり。

信号待ちの時、声をかけられてチラシをお渡ししたこともありました。

そんな時、サッと渡せると今後の売り上げにつなげられますよ。

名刺・チラシを作るポイントは別記事でも紹介していますので、チェックしてみてください。

スマホはNG!時計を用意しよう

時間の管理は、腕時計や置き時計が良いと思います。

携帯・スマホがあるから大丈夫!と思う人もいると思いますが、ちょっと考えてみて下さい。

施術中に時間を確認するため、スマホをポチポチ…感じ悪くないですか?(特に年配の方には理解されないと思います)

せっかく名刺やチラシを作り、営業活動しているのに、真逆の行動(スマホをポチポチ)してたら勿体ないですよ!

ビジネスマナーとして、時間の確認は時計で行うように徹底しましょう。

訪問理美容の道具 まとめ

ハサミ

訪問理美容はサロンと同じ道具では施術できません。

対象のお客様が高齢者や体に何らかの障害をお持ちの方なので、サロンワーク以上に気遣いが必要です。

特にスピーディーに綺麗に仕事を完了させることが重要ですので、使える道具を駆使して、頭を使って作業することが必要になってきます。

また場所を借りて施術する以上、狭い場所、コンセントが遠い場所、水場が無い場所などあらゆるシーンを想定しての準備が必要です。

それゆえ訪問理美容は大量の荷物と共に移動することになりますが、常に整理整頓し、作業がしやすい工夫をしておきましょう。

たかが道具、されど道具ですが、この道具こそが訪問理美容の「クオリティ」そして「お客様の評価」に影響することになります。

今回はあくまで一例です。訪問理美容を続けていく中で、試行錯誤して、自分のベスト道具を作ってくださいね。

訪問理美容の道具選び

  • 介護用の道具は積極的に取り入れよう
  • 仕事が早く終わるという視点で道具を選ぼう
  • 整理整頓を心がけ現場で使いやすい工夫をしよう
  • お客様の目線も意識しよう(時計、名刺、チラシ等)

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