いよいよ2020年9月からスタートするマイナポイント。
マイナンバーカードとキャッシュレス決済を紐付けすることで、大人も子供も最大5,000円分のポイントが貰える国主導のキャンペーンです。
マイナポイント自体が先着予約制で4,000万人しかその恩恵を受けられず、日本の人口は1億2593万人ですから…3人に一人しか貰えない計算です。
あくまで先着順なので、そのうちやればいいかと思っていたら予約が埋まったから貰えないなんて可能性も。
さらにキャッシュレス事業者独自でキャンペーンを打っていて、選び方次第で数千円分の差が出ます。
マイナポイントは「早く」「お得な」「自分にあった」キャッシュレス事業者を選ぶことで、家計が大幅に節約できるチャンス。
この機会を見逃さないように、早速手続きしちゃいましょう!
目次
お得なマイナポイントをもらうための4つのステップ
マイナポイントをもらうためには、4つのステップがあります。
- マイナンバーカードを作る
- マイキーIDを取得する(マイなポイントの予約)
- マイナポイントを申し込みする(キャッシュレス決済と紐付け)
- 2万円以上使う
まずマイナポイントをもらうためには、マイナンバーカードが必要ということはご存知ですね。
しかし「マイナポイント」「マイキーID」「予約する」「申し込みする」と似たような言葉がばかりで、何が違うのかわかりづらいので簡単な用語説明をしておきます。
- マイナポイント :マイナンバーカードにキャッシュレスサービスを紐づけ・使用することによって得ることができるポイント、並びにそのキャンペーンの名称
- マイキープラットフォーム :図書カードやポイントカードなど、1枚のマイナンバーカードが複数の役割を果たすためのシステム
- マイキーID :マイキープラットフォームを使う際、Web上で本人確認するための鍵
- マイナポイント予約 :マイキーIDを発行すること
- マイナポイント申込 :使用するキャッシュレス事業者を決定すること
マイナポイントの「予約」はマイキーIDを取得することを指し、「申込み」はキャッシュレス事業者を決めることを指します。
とりあえず、最低限マイキーIDさえ取得できれば、マイナポイントを貰える権利を貰えた(4000万人に入れた)ということです。
【STEP1】まずはマイナンバーカードを発行しよう
まだマイナバーカードすら作ってないという方は、カードを作ることが最優先です。
マイナポイントは2021年3月までの期間限定ですが、先着順であることから途中で上限に達成した場合、期間を待たずに打ち切りになる可能性も十分ありえます。
マイナポイントの予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があります。
総務省HP
現状、マイナンバーカード発行は最低2ヶ月〜最大6ヶ月(札幌市の情報)はかかるそうなので、のんびりしているとマイナポイントが貰えなくなるかもしれません。
カードの申し込みは役所に行かなくても、インターネットや郵送で可能ですので、まずは申込みしてください。
申込み方法は下記記事で詳しく説明しています。
【簡単】マイナンバーカードを作ってみた|4つの申請方法解説【STEP2】マイキーIDを登録しよう!カードだけではポイントは貰えない
マイナポイントは、マイナンバーカードを発行しただけでは貰えません。ポイントの予約が必要なのです。
ポイントの予約は「マイキーID」を発行することを意味します。専用アプリ「マイナポイント」から発行できます。
マイナポイントアプリはこちらから
マイキーIDの発行方法は動画で確認
【STEP3】PayPay? 楽天? 確実に2万以上つかう決済を選ぶ
マイキーIDを発行したら、マイナポイントをもらえる権利はGETしました。
次は、どのキャッシュレス決済を使って、どこのポイントで還付してもらうかを決めなくてはなりません。
マイナポイントという名称で呼ばれていますが、あくまでキャンペーンの名前が「マイナポイント」なのであって、実際はPay Pay や楽天ポイント、waonなど民間のキャッシュレス事業者のポイントとして付与されるためです。
マイナポイントの申込みを行った決済サービスの利用(チャージまたは購入)額に応じて付与されます。
プレミアム率はチャージ額または購入額の25%で、上限5,000円分となります。
総務省HPより
すでに「楽天pay」も「Pay Pay」も使っているなど、複数のキャッシュレスを併用している場合は、一つだけ選択しなくてはなりません。
選ぶ際のポイントは、半年間の期間中に確実に2万以上使う見込みのあるキャッシュレス決済を選ぶこと。還元率25%で最大5,000円付与なので2万円以上使わないと、満額の5,000円ポイントは貰えないからです。
コンビニでたまに使うというように、「たまに」しか使わないものを選ぶと上限に達しない可能性があります。
また期間が決まっているので(2020年9月1日〜2021年3月31日)、この期間内に確実に2万円を使わなくてはなりません。
イオンで日常的に買い物をするならWAON、通勤で使うならSuicaなど、日々確実に使うキャッシュレス決済を選び、確実に5,000円ポイントをもらえるようにしましょう。
- キャッシュレス決済で購入 または チャージした金額に対して付与される
- 還元率は25%
- 上限は5,000円なので、最大限ポイントをもらうためには20,000円以上使う必要がある
- 2020年9月1日〜2021年3月31日の期間に使用した金額に応じて付与される
【STEP4】期間内に使いきる オススメはチャージ型
子供も分も貰えるのは嬉しいけど、管理するのが大変そう
スマホ決済だと、自分と子供の名義で使い分けが面倒
マイナポイントは使用した金額に応じて付与されるので、実際に使わないとポイントはつきません。
よって、期間内(2021年3月末)までに、家族全員分をきっちり2万円以上使い切らないとポイントをMAXで受け取ることができないのです。
自分の他に家族分も管理するとなると、誰の分でいくらまで使ったのかを把握するのは大変ですよね。
特にスマホ決済だと子供名義のアカウントが必要になったり、そもそも年齢制限等で登録できなかったりと管理が複雑になります。
- 子供の分を親が管理しなくてはならない
- スマホ決済の場合、複数のアカウントで管理するのが大変
- 複数人子供がいる場合は、それぞれ申請・登録が必要になる
そんな時に便利なのが、WAON、nanacoなどのようにカードにチャージするタイプのキャッシュレス決済です。先に上限の2万円をチャージ(前払い)して、あとは都度お買い物で使う方法ですね。
チャージした時点でポイントが付与されるので、「累計でいくら使ったのか」という計算は不要になりますし、「カード」という現物があれば誰でも支払いができちゃう。
家族分(特に子供の分)を管理するなら、「カードにチャージ」一択ではないでしょうか。
そもそもマイナポイントに関しては、チャージしか対応してない場合があるので注意が必要です。
例えばWAONや au Pay は、チャージタイプはマイナポイントの対象ですが、クレジット決済は対象外です。
各キャッシュレス決済業者のキャンペーンページなどをよく読んだ上で選択しましょう。
事業者 | チャージ | チャージ以外 |
---|---|---|
楽天 | ◯ (楽天edy) | ◯ (楽天カード・楽天Pay) |
Pay Pay | ◯ (Pay Pay 残高) | ◯ (Pay Pay) |
メルペイ | ◯ | ◯ (iDまたは メルペイスマート払い) |
au Pay | ◯ | × (auカード) |
docomo d払い | ◯ | ◯ (dカード) |
WAON(イオン) | ◯ (WAON) | × (WAONカード) |
【最大限お得にする】マイナポイントはキャッシュレス事業者選びが肝心
マイナポイントは最大5,000ポイントの付与ですが、キャッシュレス事業者が独自にキャンペーンを打っているので、条件を満たせば1,000〜2,500ポイントが上乗せされます。
場合によっては、合計7,500ポイントも貰えることになるんですね。
せっかくなので、還元率が高いキャッシュレス業者を選んで、いっぱいポイントをもらっちゃいましょう!
一番のお勧めは、イオンで使えるWAONです。
チャージのみ対象ですが、上乗せで最大2,000円分(チャージ額の10%)が付与されます。
イオンであれば、食料品から衣料品、さらにイオンモールの専門店街で幅広い商品の購入に充てることができるので使い勝手がいいです。
またチャージ=前払いなので、マイナポイントの期間(2020年3月末)が過ぎてから商品の購入に充てることもでき、急いで使いきる必要がないのもgood。
2万円分も使用する予定がない…という人なら、先にWAONにチャージしておいて後からゆっくり使い方を考えてもいいでしょう。
ドコモユーザーなら、d払い(携帯使用料と合算請求)がお勧めです。
d払いの決済方法を「dカード」と紐付けることで、最大2,500ポイントが付与されます。合計7,500ポイント付与となり、マイナポイントのキャンペーンにおいては最大の還元率です。
ただしdカードを持ってない場合は、カードの契約から始める必要があるので手間と時間がかかるところが難点。
ゆうちょPayのキャンペーンも魅力的です。
最大2,000ポイント付与なので、d払いに次いでお得なキャンペーンを打ち出しています。
ただし、第1弾・第2弾と条件が2段階に分かれているので注意が必要。
第1弾では、2020年8月31日までにゆうちょPayアプリをダウンロードして口座登録まで完了する必要があるのです。
期間を過ぎると、ポイント付与が1,500円のみとなりますので、ゆうちょPayを検討している方は早めに登録しましょう。
またゆうちょPayは、口座から即時引き落としのデビッド方式です。
利用上限を設定することもできるので、上限を2万円に設定にしておいて、マイナポイント分だけ確実に使うよう準備しておくのも手です。
通勤などでSuica(交通系ICカード)を利用している人なら、Suicaを登録しましょう。
WAONやd払いには敵いませんが、Suicaなら1,000ポイントも付与されます。
手続きもWEBサイトから登録し、JREポイント交換番号さえ手に入れれば良いので比較的簡単です。
ポイントはSuicaに再度チャージすることもできるので、交通費として使いまわせます。
マイナポイントのために買い物する予定はない、という人は毎日使う交通費としてチャージしておくと無駄がありません。
SuicaはJR東日本エリアでなくても、北海道から沖縄まで使えるので日頃から交通系ICカードを使っている方は、この機会にモバイルSuicaに切り替え+マイナポイント紐付けをしてもいいかもしれませんね。
メルカリをよく使うならメルペイもお得。
付与ポイントが最大1,000ポイントであることはもちろん、メルカリ内で「すでに持っているメルカリポイント」を使って購入した場合も、対象になるからです。
要は不用品の売上があれば、少ない自腹金額でマイナポイントをGETできちゃうということですね。
ただメルペイはルールが複雑なので、普段からメルカリ・メルペイを使っている人なら使いこなせると思いますが、初心者にはハードルが高めです。
- ポイント払い(売上金の利用も含む)
- メルペイスマート払い
- メルペイ残高払い (チャージ払い・一部ポイントを使ったお支払いも含む)
セブンイレブン、ヨーカドーをよく利用するならnanacoポイントという選択も。
ポイント付与としては500ポイントですが、抽選で一等50,000ポイントが当たるキャンペーンも並行しているので、運が良ければ大量のポイントがGETできます。
Pay Pay は、抽選で1億円が当たるという独自のキャンペーンを展開。
くじ運に自信がある人は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【一番得するマイナポイントは?】選ぶための3つの基準
マイナポイントのキャッシュレス事業者は、普段から使っているもの、または確実に2万円以上使うものから選びましょう。
選ぶ際の基準としては、以下の3つの条件を満たすものです。
- 2020年3月末までに確実に2万円以上使える
- ポイント還元額の多いもの
- 家族分も管理しやすいもの(カードチャージ)
我が家の場合は普段「楽天ポイント」中心に集めていますが、今回は全員WAONを選ぶ予定です。やはり還元率の高さは魅力ですよね。(ちなみに今回楽天はキャンペーンを打っていません)
また、イオンでなら食料品・衣料品・日用雑貨の購入はもちろん、フードコートや飲食店で使うことも可能なので、使い勝手も良いです。
特にイベントの予定がある方(我が家は来年は入学準備)、家電の買い替えがある方なども一括でドカンとチャージしておいて、時期が来たら使うのもいいですね。
- 現金6万円を全額WAONにチャージ
- 総獲得ポイント21,000ポイント
- カードにチャージして、家計またはイベント予算として管理
- 浮いたお金は貯金または投資へ
マイナポイントはなんか怖いとか、面倒だなどの理由で否定的な考え方の人もいると思いますが、登録し日々の買い物に利用するだけで、一人5,000円分の恩恵を受けることができるのでやらなきゃ損です。
特に家族がいる世帯なら、より大きい額になりますので尚更です。
またキャッシュレス事業者の選び方ひとつで、さらにポイント額に差が出ますので、自分のライフスタイルと比べながら最適なキャッシュレス決済の方法を選びましょう。